再びの夢
□1話
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?「え〜…ここで良いんだよな?」
一人のツンツンに逆立った長身の銀髪の少年は、学校の目の前で立ち、何かを悩んだ様な顔をして立ち往生していた。
?「久々にこの地区には来たばかりだから少し分からないからなぁ…ιはぁぁ…学校が4校もあるならもっと詳しく教えてくれよ。これじゃあどの高校から推薦が来てるのか分からない」
彼は事前に推薦が来た高校に入学する予定だったのだが、引っ越したばかりの為、あちこち探し回っていた所だったのだ。
「こら〜君!!もう試験始まるから入りなさい!!」
すると近くの教員と思われる人が大声で怒鳴って来た。
?「は!?試験って明日なんじゃ…」
少年は「あ」と言う寸前に理解した。
あ、ここじゃない、じゃあここから一番近い高校に立ち寄って見るか…とそんな事を一瞬の間に思っていたりしていた。
「ごちゃごちゃ独り言を呟いてないで私に着いてきなさい」
?「え!?俺はここの…ってちょっと!!」
こうして彼は教員と思われる人物に連れて行かれてしまった。
ちなみに彼は、今後からはもうこんな事にならない様に4回は確認した方がいいと思ったらしい。