再びの夢
□2話
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翌日になって大和は…
大和「(何か行きたくないな…)」
そんな事を思いつつ足を進めていたら後ろから本を読みながら歩いてくる西崎に声をかけられた。
西崎「随分足が重そうだな大和」
大和「西崎ぃ〜、何故君はそんな怖い高校に行くのが平気な訳?俺は非常に怖いんですけど」
西崎「そもそも俺もここには推薦で入ったんだ。この辺りの名門はレベルが高過ぎるからな。仕方無くここにしたんだ。…合格後に野球部員が犯罪起こして潰れるとは思わなかったが(しかも名門には全く目をつけられないし)」
大和「でも廃止は確定したのか?」
西崎「多分まだ廃止にはなって無いだろ。ただ、そんな事をやらかした部活には誰も入らないし、居たくも無いだろう」
大和「成程、一度失った信頼は取り戻す事が難しい、か。でも何でお前はそんな所に?」
西崎「…頑固親父」
大和「ああ…納得」
西崎は無表情で答えたが、一瞬苦い表情になっていた。
大和は西崎の事を良く知っているのでそれが分かったのか苦笑いをしていた。