再びの夢
□4話
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大和「はっ、はっ、はっ…」
まだ日も上がらぬ早朝、大和は朝っぱらからランニングをしながらポストに新聞を入れていた。
大和は日本に帰国後に早々と、早朝に新聞配達のバイトを入れたのだ。
本人は小遣い欲しさと生活費の手助けで始めていた物ではあるが、良い体力作りになる為に丁度良かった。
大和「ふう…これで終わりっと」
大和は最後の新聞を入れた後、近くの自動販売機に小銭を入れて、缶のスポーツドリンクのボタンを押して、すぐに缶を開けてスポーツドリンクを飲み始めた。
大和「プハッ!!朝の運動には丁度良いなこれ」
大和は一息入れていると前方から誰かが走って来た。
バッグを見る限り、どうやら同じ仕事場の者が新聞配達をしている様である。
大和「ングッゴクッ…(先輩かな?なら挨拶しとかないといけないよな)」
伊勢「ハアッ…ハアッ…」
覚えている方もいると思うが、入学式に長髪少年に飛び蹴りを食らっていた例の怖いお兄さんである。
大和「Σンググング!?Σ( ̄/● ̄;)」
大和は驚きのあまり、スポーツドリンクを盛大に喉に詰まらせた。