再びの夢
□5話
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野球部入部が決定した次の日から本格的に練習したいという事で部室に向かっている一年二人。
しかし何故か浮かない顔をしている…手には何故かビニール袋が…
ガチャ
大和・西崎「「…お茶買って来ました先輩」」
藤村「おう。ご苦労」
中村「……ι」
見事にパシられていた
藤村「ならそこの机に置いといてくれ」
パシらせた本人は漫画を読んでいた。
そこにキャプテンの威厳やら面影は全く無い。
中村「…まあその何だ、社会に出たら当たり前だし頑張れ」
大和・西崎「「…はい」」
中村は二人に同情して肩にポンと手を置き、二人はハアと溜め息をつくしか無かった。
藤村「さて、西崎はともかく大和はこれから実力テストな」
大和「Σ俺だけ!?」
西崎「俺は必要無しですか?」
二人も流石にこの突然の言葉には驚いたり戸惑ったりしている様だ。
藤村「一言で言えば一昨日お前等がバッティングセンターにいた時に偶然いたんだよ。だから西崎は必要性が無い。つか西崎は素人じゃあ無いのがすぐ分かった」
ああ成る程と二人は思った。確かにあの時は西崎がやっただけで、大和はやっていないので納得が行く