再びの夢
□10話
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ちなみに練習試合と言っても1軍と2軍を戦わせたのでは話にならないので、両軍からある程度優秀な者で固め、後は将来性のある者を入れていた。しかし、やはりそうなると大半は1軍のベンチだったりする
「では坂木、清水」
坂木「はい」
清水「はいはーい俺ッス竹田監督」
竹田「はいは一回だけにしろ!!貴様には礼儀が無いのか!!坂木は赤、清水は白だ!!」
監督は半分キレながら怒鳴り付けた。ちなみに監督のフルネームは竹田依光である
?「坂木はともかくなぁ…清水は無いと思うんだよなぁ。バッティングは良いが守備がなぁ…」
眼鏡を掛けた少年は気だるそうに立てたバットにもたれ掛かっていた。彼の名は木下光彦。ちなみに彼はお好み焼きを作っていた人である。こんな態度をしているが一応1軍レギュラーの1人である
?「そう言うな。アレは将来的には伸びるぞ。お前も分かっているだろ。しかし坂木は向こうか…お手並み拝見させて貰うか」
そして小柄ながらもガッチリした体格をした人物は佐久間錬太郎。彼も一軍のレギュラーである
木下「ま、そーだろーけどよ。オレ達固めて一体何する気だよ監督は。オレにお前をくっ付けた時点で既に点差離れるぞ」
佐久間「だからキャプテンは向こうなのだろう。少なくともキャプテンから点を取るのは容易では無い」
木下と佐久間はレギュラー陣でも二人揃って上位打線を務めており、バッティングには絶対の自信を持っている。
他にも3人程、レギュラー陣がおり、白組がかなり優勢な立場である。