再びの夢2年目編

□5話
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【会議室】


野球部騒動から数日がたったある日、職員会議等の特別な会議が行われる場合に使用される会議室では柳橋と教頭の2人が使用していた。


教頭「そうか…」


柳橋「はい。こちらの部員の証言と私の調査結果からその可能性が高いかと」


教頭「フム…野球部の入部の妨害か。先代(藤村)の因縁でバスケット部辺りが怪しいかと思った違うのか?」


柳橋「ええ。バスケット部の動向には怪しい点は見られませんでした。他の部活も特には…ただ、剣道部が熱心な勧誘に動いていた様ですが、時期と結果から違うかと」


教頭「他部員が協同して妨害したのではなさそうだが情報がこうも少なくてはな…一応、生徒会には話を通しておこう」


柳橋「ありがとうございます」


教頭の出した答えに柳橋は頭を下げた。


教頭「しかし良いのか柳橋君?一応、彼等の後輩に当たるならば例の件は…」


柳橋「まだその必要は無いですよ。今の彼等に余計な問題を抱えさせる訳にも行かないですし、まだ時間はありますから」
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