短編夢
□お前が俺に言ったこと
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全速力で走りながらこちらに向かい叫んでいる、あの人は…。
我が氷帝軍団の主将跡部景吾。
はっきり言って怖い。
何あの顔。
「うらぁぁぁぁああ!!!」
声が上ずっちゃってるけど、まぁ気にしない。
「お前昨日なんつった!?
お前昨日俺様になんつったよ!?ゴラァ!!」
「いや、めっさツバかかってるんすけど…」
「お前昨日俺様になんつった!?」
「そんな耳元で同じこと何度も言わないで下さいよ。」シラ。
「なんつった!?」
目が充血気味なんで、あたしはあえてスルー。
「…フッ。」
「ッ!!俺様を鼻で笑いやがったな!?お前が昨日俺様に言ったこと、一生忘れねぇ!!」
だからなんなんだ。
あえて突っ込まず。
「さっきからお前聞いてんのか!?ゴラァ!!」
聞きたくなくてもそんな大声出してると聞こえるよ。
「跡部主将。あたしは何も悪くない。これ以上付き合ってられないので。
じゃあ。」
「おい!!待ちやがれ!!お前ただですむと思うなよ!!」
「お前もな。」
さらばだ。シュッ、シュッ、シュッ、シュッ。
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