きものは格式が難しいから…

そう思い込んでいる人、居ませんか?

きもの初心者を対象にした、一部の雑誌やサイトで「普段着には紬が良い」「ちょっと改まった席には御召の上下で」「礼装は羽二重の染め抜き五つ紋云々」等々書かれているのをよく見ますね。

えぇ先ず一言申し上げます。

普段着には格式などありません。
一般的に紋付羽織袴以外は、普段着です。
御召であれ紬であれウールであれ木綿であれ、袴無しの着流しは普段着です。
御召だから格が上…などと云う事は無く、普段着は所詮普段着なんですね。

さて、当たり前と云えば当たり前の事なんですが…
ちょっと其処らを散歩に、とか、ちょっと街へ買い物に、とかの普段着に、何をどう着ようが自由です。

但し、貴方がきもの姿で神事或いは仏事等宗教的儀式、武道或いは茶道等伝統的行事、或いは結婚式等に出掛けて行くのなら、格式をわきまえてその場に相応く装うのは、これまた当たり前の事ですよね。

郷に入れば郷に従え。との諺の如くです。

何も難しい事はありません。
普段着は自由なのも当たり前。礼装に格式があるのも当たり前。
当たり前のきものを、時に応じて当たり前に着る。
どうです?簡単でしょう?

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