では早速、漢の着付けを始めましょう!

先ず準備する物です。
・六尺褌
・襦袢
・きもの(長着)
・腰紐(木綿)
・兵児帯


ん?えぇっ?!六尺褌?!
と、思った人も多いでしょうが…
きものを簡単便利に、尚且つ楽に格好良く着るには、やはり「餅は餅屋」と云うのでしょうか、褌…しかも六尺褌が一番ビシッと決まります。
六尺褌はちょっと…と云う方には、越中褌をオススメします。
六尺褌、越中褌については、後程別途解説致します。

次に襦袢ときものですが、きものと襦袢は基本的に同素材を選びます。
『ウール』のきものには『ウール(モスリン)』の襦袢、『化繊』のきものには『化繊』の襦袢を重ねるのが良いでしょう。
別素材のきものと襦袢を重ねますと、静電気が起きて足にまとわりつき、実に歩き難く格好悪い様になります。
静電気の問題が無ければ、別素材のきものと襦袢でも良いでしょう。
きものと襦袢を選ぶ際の留意点は、きものより一回り小さい襦袢を選ぶのが基本です。
セット商品等であれば問題無いと思われますが、別々に揃えた物であれば、きもの襦袢それぞれの丈や裄を確認して下さい。

次に腰紐ですが、これは木綿の腰紐を用意して下さい。
木綿は滑り難く、汗等の水分を吸うと、繊維が締まる性質ですから、腰紐には最適の素材です。
この木綿の腰紐が、面倒な着崩れを防ぐ肝になります。

帯は簡単にさっと締められて、何かと邪魔にならない兵児帯が便利で良いです。
一部の着付け指南等で「兵児帯は家着用で外出用にはだらしない」云々書かれていますが、兵児帯とは元々薩摩の兵児(薩摩言葉で若者の事です)が巻いていた帯ですから、家着用云々は誤りです。

ではでは、いざ着付け開始です!

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ