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□林檎
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笑みを浮かべながら
そっと舌をそわすは
君が厭う
君の紅き瞳
ほのかに香は
君の匂い
甘やかな香りを思うは
背徳の果実
自らを罪深き者と
伝う君の涙にさえも
愛しさを思う
ああ、愛しき人
恐がらないで
口付けは甘く
深く
こぼれる吐息の甘さに
溺れてしまおう
傍らで眠る君を感じながら
君の厭う瞳の色に似た
紅き果実にかじり付く
咬み口から広がる
匂いすら君にて
そっと眠る君に口付けを落とす
なんという幸せだろう
甘美な時に酔いしれる
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暗!?
「禁断の果実に口付ける」と言うイメージです。
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