リクエスト館
□―‥・+夏の楽しみ+・‥―
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「アスラン君も手伝ってちょうだいよ〜!キラこの浴衣やだって言うのよ」
゙こんなに可愛いのにね〜"と浴衣に言うカリダ。
キラも負けじとそういう問題じゃない!と言うように抵抗する。
そんな光景を唖然としたように見ていたアスランだが、なかなかキリがないそれにどうしたものかと考える。
視線を浴衣からキラに移すと、その大きなアメジストを涙目にして訴えかけてくる。
アスランだって、同じ男としてあんな女物絶対嫌なキラの気持ちもわかる。
しかし、キラの浴衣姿をみたいのも事実で。
「(だいたい、俺もう着ちゃったし……)」
ふぅ、と息をはいて、まだもめている2人に近づく。
「キラ、着てくれない?」
「買Aスラっ!?」
キラは信じられないとアスランをみた。
「だって、俺だけ浴衣で出歩くの?」
「ゔっ…」
「そぅよぉ!お祭りまで時間もないし」
゙キラ〜"と2人に詰め寄られ、ついに抵抗すら出来なくなってしまった。
「着てくれたら、綿菓子もチョコバナナも買ってやるから」
゙な?"と説得され、食べ物につられ、キラはとうとう決意した。