氷帝
□とある雨の日に
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とある雨の日に
「…ちっ いつまで降りやがんだ？アーン」
突然降り始めた雨に、部員を一度部室に戻らせたのはいいが止む気配は無い。
「Ｅ−じゃん。雨なんて久々だＣ−」
「自分、サボりたいだけやろジロー。雨はええねんけど…男ばっかで部屋におるのは嫌やな。むさくるしいねん」
「んだとー！くそくそ侑士！！」
「やめとけよお前ら。ったくガキかよ。激ダサだぜ」
「し…宍戸さん…その言い方は火に油かと…」
雨で湿度上昇中の中、こいつらのギャーギャートークはまいる。
いっその事、この大雨の下ランニングでもさせてやろうか？
「跡部さん、機嫌悪そうですね」
「そう思うならこのギャーギャー集団を止めろ。日吉」
「部長の跡部さんが仕切らなくてどうするんですか」
こいつは…！！
「俺、引退するまであと何回ココ来んのかな…」
―――ザーーッ―――