Request novel
□秘密の関係
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――――― 11年後 ―――――
ここ、エターナルコーポレーションにある会社についての報告書が舞い込んできた。
「シーゲル様。これを…」
エターナルコーポレーション重役、アンドリューバルトフェルドはある資料を社長であるシーゲルに見せた。その資料を見るなり、シーゲルの顔色が変わった。
「これは本当のことなのか?信じられん」
「ですがこれは事実です。このままですと、他の会社にあの会社との提供を取られる心配があります」
「まずいな。何かいい手はないものか」
「ここはラクス様に出ていただきましょう。他の会社もどうやらそのような動きが見受けられます。うまくいけば、わが社と提供を結ぶことも可能かと…」
シーゲルは悩んだ挙句、ラクスに頼むことにした。これが何を意味することかは伏せて。