Request novel
□逆襲
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ラクスは通信でオーブ行政府にいたカガリと繋ぎを取り、その場にメイリンも同席させ、キラと話し合っていた事を話す。
「それってちょっと可哀想ではないですか?」
少し引き気味のメイリンに対し、カガリは今までの事を考えれば当然だとラクスの話に同意する。その様な事を考えるような人ではないと思っていたカガリまでもが頷くのを見たメイリンはどうしてそこまでと不思議でならなかった。
『メイリンはあの事を知らないからかもしれんな。実はな……』
カガリになぜ頷いて同意をしたかの説明を聞いているうちに腹が立ってきたのかメイリンも当然ですと云うようにラクスのその計画に身を乗り出して同意した。
「ではご協力くださいますのね」
ラクスはホエホエと微笑みながら確認すると二人から色よい返事が返ってくる。
『存分にやってくれ。私もその件に参加して良いか?』
乗り気なカガリのその言葉にもちろんですと返すラクス。そんな二人にメイリンも私も参加して良いですか?という言葉に天と地のそれぞれの女神はほほ笑んで了承する。
「もちろんですわ。カガリさんもメイリンさんもその思いを思う存分ぶつければよろしいかと。もちろんその事についてはわたくしもフォロー致しますわ」
「ホントですか?」
『ああ、私もラクスも、もちろんキラもメイリンの力になる』
見るものが見れば背筋が凍る程に綺麗な微笑みを見せる彼女たち。メイリンは最強の味方を得た。あとはその日を待つばかり。