sakuraの友達の小説

□ュメ作恋愛小説
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ある日、その彼と席が隣になった。

その時私は「神様っているんだなっ!」って思った。

でも、肩が触れそうで・・・私の心臓の音が聞こえそうで・・・

いくら心臓があっても、足りないよ。

でもそれをきっかけにアタックしてみることにした。

まずは手始めに朝あいさつしてみた。

そんなことを繰り返しているうちに、彼から「アド教えて」ってきた。

その時は・・・ホントに私に言ったの?って思った・・・

結局メールアドレスを教えてから、彼からメールが毎日来るようになった。

それからは、メールでアタック中・・・でも・・・・

「好きな人いるの?」って彼に聞かれた。

「いるよ。」私はこう答えたことに後悔した。

彼は私の好きな人に興味があり、毎日のように聞かれた。

それだけでしか話せなかった。

でも彼は私にいろいろなことを教えてくれた。

「早く告白しないと、他の人に取られるよ!」

でも告白する勇気は出なかった。

だから、私は彼に好きな人がばれない程度にヒントを与え続けた。

この幸せな一時が壊れないように・・・。

そう祈っていた日々も空しく、私にとっては思い切ってのことを聞いてみた。

「睦は好きな人いる?」

帰ってきた返事は・・・

「いるよ。」

それは嬉しいような悲しいような・・・でも多分私ではないと分かっていたから・・・

その時はすごく悲しくて・・・寂しくて・・・空しくて・・・

とても涙線が弱くなっていた。

そんなことを心配させないように、いつもどうり振舞っていた私だけど、

やっぱり心友だけあって桜と光には、ばれてしまった・・・

理由を話すと励ましてくれた・・・心友を持って良かった。

その日も相変わらず・・・

給食時間の好きな人の事でしか話せない私。

そんな私だけど・・・これで精一杯。

話しかける余裕なんてない・・・片思いだって知っちゃったから・・・。



でも、こんな関係のまま時が過ぎてしまうのは嫌だ。

私は友達に卒業式に告白するって言った。

そして彼にも・・・。
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