幻送
□番外編
1ページ/5ページ
―後悔の日―
人間になった少女回想シーンより
いつだって後悔は、後にくるんだ。
「隊長、虚が出たそうです。」
それは、蘭の一声から始まった、何時もどおりの日々。
のはずだった。
虚の霊圧は、私も感じていた。
でもそんなに高くない霊圧だし、数もすくない。
これなら普通の死神でも倒せる。
だからほおっておいたのだが、まあ報告されちゃあ仕方が無い。
零番隊でかたずけるか。
「んー、この霊圧、そんなに大きくないし、3人でいっておいで」
「三人って?」
「蘭、愛華、空、白夢の中から三人」
「そんなんありですかー!?」
隊長の私がいくのはめんどくさいから。
本当は一人でもこなせる任務なのだけど。
一人だけいってこいとなると暴走する人が多いから。
私も含めて、ね。
だから、お互いに見張り役をする。
それが、零番隊の任務の仕方。
任務はいつも、二人以上。
「じゃんけんしょっ!」
メンバーは愛華、空、白夢。
「いってらっしゃい。」
「いってきます・・・。」
半ば落ち込み状態の三人を、私は見送った。
それが、最後の日となることもしらずに・・・。
.