幻送


□番外編
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―後悔の日―





人間になった少女回想シーンより





いつだって後悔は、後にくるんだ。





「隊長、虚が出たそうです。」



それは、蘭の一声から始まった、何時もどおりの日々。
のはずだった。



虚の霊圧は、私も感じていた。
でもそんなに高くない霊圧だし、数もすくない。
これなら普通の死神でも倒せる。
だからほおっておいたのだが、まあ報告されちゃあ仕方が無い。
零番隊でかたずけるか。



「んー、この霊圧、そんなに大きくないし、3人でいっておいで」

「三人って?」

「蘭、愛華、空、白夢の中から三人」

「そんなんありですかー!?」



隊長の私がいくのはめんどくさいから。
本当は一人でもこなせる任務なのだけど。
一人だけいってこいとなると暴走する人が多いから。
私も含めて、ね。

だから、お互いに見張り役をする。
それが、零番隊の任務の仕方。
任務はいつも、二人以上。



「じゃんけんしょっ!」



メンバーは愛華、空、白夢。



「いってらっしゃい。」

「いってきます・・・。」



半ば落ち込み状態の三人を、私は見送った。
それが、最後の日となることもしらずに・・・。





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