聖邪のドラゴン

□物語
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 守護神である白き良きドラゴンに守られていた世界だったが、悪しき魔女・ダリアとの戦いに敗れた守護神は、ある日を境にその姿を消してしまう。そんな世の中が混乱している時代のお話。

 海に浮かぶカルミア島では、古くからエルムという光の魔術が伝えられている。この平和な田舎の島に突如、ダリアの使い魔である黒きドラゴンが襲いかかった。火の海へと化した村から逃げるべく、メイ・リリーとその幼馴染の青年シオンは浜辺に身を潜めたが、やがて魔女に見つかる。

 反射的にメイを庇ったシオンは石化魔法をかけられてしまい、その姿を見たメイは、深い悲しみと魔女への憎しみに包まれる。彼女は幼馴染を元に戻すため、冒険へと旅立つことに決めたのだった。

 そして、旅を進めるごとに、獣人族の少女ホップとドラゴン研究者のロべリアを仲間に迎えた。

 旅路を急ぎ、やっとの思いで魔女の住むヘリアンサス地方へと足を踏み入れた彼女達であったがその時はまだ、一寸先に予想もしない結末が待ち構えていることを誰も知らなかった……

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