*Story
―― それは、曲がり角から始まった物語 ――
「どこよ…此処ぉぉぉぉーーーっ!?」
いつもの帰り道。いつも通る小径
そして、最後にある角を曲がると自分の家が………
―― あるはず、だった
いきなり目の前に開けたのは、綺麗な海
それから自分が立っている廃墟、小さな島
「馬鹿っ………伏せろぉぉっ!!!」
そこで出会った、魂を喰らう怪物ヘルアスク
そして、それを消去(デリート)する存在達、アスクキラー
「ここは、Death town。『死の町』…よ…」
私が来てしまった場所
そして、出会ってしまった人達は
あまりにも哀しい夢を見ていた
「守ってやるって…言ったのによ………ごめんな……」
そして、私が最期に為すべき事、
哀しい夢の住人達の願いは―――――――
――― 「 終わりに 、 してあげよう 」 ―――
*更にStory
普通の女子高生である華山恭子(かやまきょうこ)が、
学校帰りにいつも通る小径の角を曲がると、そこは世界から隔離された、
「Death town(デスタウン)」と呼ばれる島となっていた。
そこで恭子が出会ったのは、ヘルアスク(地獄招き)と呼ばれる魂を食らう怪物、
そしてヘルアスクを消去(デリート)する存在、アスクキラーと呼ばれる者達だった。
事の発端は、それから約××年前、とある研究所で行われた極秘の「採魂実験」だった。
採魂実験とは人体から魂のみを取り出す実験だったが、
何者かによって妨害工作を受け、失敗に終わった。
その結果、検体からは魂を半分しか取り出すことができなかった。
やがて、魂が半分しか入っていない検体が動き出し、残り半分の魂を補おうと
無差別に人を襲い、魂を喰らい、増殖し、世界へはびこるようになった。
そこで人々は、以前まで使われていた囚人の留置所である「Death town」を使い、
そこにヘルアスク達を封じ込めてしまおうと考えた。
その計画は、大勢の犠牲者を出した後100年もの時間を掛けて成功された。
しかし、成功の上でもさらにリスクは発見され、その時代の科学では、Death townに張られた
ヘルアスクを逃がさないためのバリアは、たった50年しか効力が持たないと言うことが判明した。
人々が困惑する中、密かに動き出した団体が「アスクキラー派遣連合」だった。
連合は生存状況を確認しつつ、Death townのバリアの中にアスクキラーを送り出し
ヘルアスクを滅する為、日々活動を起こしている…
そこで、恭子はDeath townで生き抜く為、キラー達の手助けとして
ヘルアスク消去を手伝う事となった。
用語説明
Death town - デスタウン -
世界から隔離された島。
全世界のヘルアスクがこの島に集められ、
50年間バリアによって封じ込まれている。
元は大罪を犯した囚人が永久的に収容される
留置所の役割をしていたらしい。
アスクキラー - askkiller -
Death townの中でヘルアスクを消去(デリート)する人物達。
アスクキラー派遣連合という団体に所属し、そこからDeath town内に
送り込まれ、50年の間にバリアの中で完全にヘルアスクを消去する事を
仕事(ビジネス)とする。一度この仕事に就き、Death town内に派遣されると
外の世界に帰る事は難しいとされている。
あまりに過酷な仕事な為、外の世界でも知られている事は少ない。
ヘルアスク - Hellask -
Death townに棲息する、魂を喰らう怪物。
極秘で行われた、採魂実験の最中に生み出された。
Death town内にバリアで封じ込められていて、
外の世界に出ることはできない。
ヘルアスクに魂を吸われた人間は、
自身もヘルアスクと化してしまう。
採魂実験 - Pickspirit experiment -
遙か昔、極秘で行われた「魂」を人体から取り出す実験。
ヘルアスクを生み出すきっかけとなった。
初めの内は、医療関係者や科学者等によって健全に計画が進められていたが、
実験当日、狂気を帯びた一部の研究員が妨害工作を起こした。
結果、人体からは半分の魂しか採取できず、もう半分の魂が入った人体が
無差別に残りの魂を補おうと人々を襲い出した。
アスクキラー派遣連合 - askkiller dispatchunited -
アスクキラーを募り、Death townに派遣する団体。
この連合の多くは謎に包まれていて、アスクキラー達でさえ
責任者の素性すらしらないという。
通信隊の妖精等を通じてDeath town内の状況を確認しつつ、
キラーをバリア内に送り出しているらしい。
また、外の世界に住んでいるキラーの家族や身内には、
Death townに居るキラーの代わりに莫大な報酬金が支払われている。
外の世界 - outside -
Death townの外にある世界。一般市民である人間や特定種族が住んでいる。
ヘルアスクを生み出した採魂実験は元々この世界で行われ、
一時はこの世界をヘルアスクが覆った。
しかし、人間達の必死の抵抗で、多くの犠牲を出した上、
100年もの時間をかけて、全てのヘルアスクはDeath townに封じ込められた。
アスクキラー派遣連合の本部となる所も、この世界の何処かにあるらしい。
もちろん、アスクキラー本人達も元は外の世界の住人だった。
特定種族 - specificrace -
妖精や人魚といった、人間とは違う種類の生体。
これらも通常では、外の世界に住んでいる。
連合ではこういった種族も人間と平等に扱い、特定種族達も通信隊や
アスクキラー等、様々な面で活動している。
エルフィは「長生命種族」にあたる特定種族。
*Deep town Q&A
Q.人類が採魂実験を行うに踏み切った理由
A.魂の形を見てみたかったからですよ、はははは。きっとそうなんですって、わからんちん☆
………すいません嘘ですそこっ石投げないでっあっ座布団までっ痛い痛い!
採魂実験に踏み切った理由…それは………。
あなたも、考えてみてください。
Q.ヘルアスクは最初表向きの世界に来たのか
A.最初は外の世界でヘルアスクは発生したため、ヘルアスクの出身地は外の世界です(笑
そこからDeath townに閉じ込められました。
Q.妖精達はどこの住人なのか?何故キラー達に協力するのか
A.妖精達は外の世界で人類と共存しています。
キラー達に協力するのは、ヘルアスクが齎す害は人類だけでなく特定種族にも影響を及ぼすからということです。
敵討ちしたいと思っているのは人類だけではないということです。
Q.また、魂を吸ったヘルアスク自身はどうなるのか
A.ヘルアスクが魂を吸うという構造は自分にかけているものを補う=人間が栄養を取るのと同じということなので
ヘルアスクにとっては当たり前なのでどうにもなりません(笑
Q.ヘルアスクを倒すと魂はどうなるのか
A.ヘルアスクの活動養分として吸収されるため、ヘルアスクの一部になるので、
ヘルアスクが死ぬと同時に吸収され一部となった魂も同時に消滅します。