■都市伝説□

□花一匁
1ページ/1ページ

花一匁〜はないちもんめ

有名な花一匁(はないちもんめ)皆さん歌を知ってますよね?
でも何を歌った歌なのかご存知でしょうか?

昔、昔…とは言えそんなに遠くない昔…遊郭、郭、赤線…などがあった時代の事。

貧しい女の子が売られ男の玩具になる街…これらを花街って言いますよね? そしてここで遊んだ時に支払う代金の事を花代と言います。
つまり、花とは若い女の子の事を示す暗語なのです。
花一匁とは…高い年貢を強いられたり飢饉などで貧しい農民は、人買いに娘を売らなきゃ家族が生き延びていけません。
花(女の子)一匁(女の子の値段です。一文とは昔のお金の単位、今でも良く一文無しなどと使いますよね?)。

勝って嬉しい花一匁(人買い側的には買って嬉しい女の子がたったの一文で買えた)。負けて悔しい花一匁(まける→値切られて悔しい娘がたったの一文とは!)。
あの子が欲しい(人買いが指さす)あの子じゃわからん(うちは子沢山だからどの娘?)。

相談しょう(人買いがどの娘を買うか考える)決まった●●ちゃんが欲しい!(人買いが娘を指名する)。
隣のおばさんちょっと来ておくれ(家族にも見放され誰か助けてと娘が泣き叫ぶ様子)。鬼がいるから行かれない…お釜底抜け行かれない…お布団ボロボロ行かれない…(誰も人助けをする余裕などない見て見ぬふり)。


……と言う風に、きちんと訳せばこんな内容の人身売買を歌った恐ろしい歌だったんです。

子供の遊び歌になるほど、昔の農民にとっては日常の光景だったのかも知れませんね。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ