□小鳥の傘を
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今回の敵、



敵の中心部から大量の鳥が来る。

目を啄むつもりなのか、俺の顔を目指してばぁっ、と飛び込んでくる。

当たり前だが、正直とっても恐いんだ。


鳥たちの攻撃は体当たりだけじゃない、小石や羽根を飛び道具のように狙って飛ばしてくる。中には毛虫まで入っているんだよ、
もう最悪。




しかし何を投げられようと、その攻撃を辞めてもらうために中心部に行くしかない。


俺は傘と電波で身を守り
ざわざわして先の見えない鳥の大群に突っ込んでいった。


中心部には妙な塊があった。
取り囲むカラスをばさばさ薙ぎ払うと、出て来たのは…巨大なカラス……


いや、巨大なカラスなんてこの際なんでもいい、

その上で半泣き状態の指令を執る少年がいた


色素の薄い金髪、やさしい顔立ち。そのふわふわとした雰囲気は……。



俺の思考回路がぐるりと記憶につながった。
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