□仮、まだ未定
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一眠りした気分、

たくさん考えた気がするけど、
地球に落ちたら一瞬だった。



君といた家は

ゆっくりしていて、

穏やかな日がさしていてね。




なぜか、この街の人は貴方を忘れていた。

そう、どうやら僕は三年間を潰していたらしい。

この部屋があるだけ奇跡なのか

かつて命をかけて戦争兵器から街を守ってくれた君なのに、
それだけ?それだけのことなの。


貴方は愛されたヒーローでした。

愛されていました。

いましたね。



誰もいない部屋はさみしいよ。

街が愛した、僕が愛している君がいないと。


僕の全てを受け止めてくれた君、もう永遠に戻らない君。

愛して

口移しで睡眠薬を飲ましてよ

結婚式をあげようって言って

泣き方を教えて


また愛して


ずっとずっと、永遠にそばにいて

おねがい。

一緒にいて。



ああ、空に暗がかぶさっても、もうこの街には雨粒しか降らないね。

君のおかげだよ。

ありがとう


この街を、僕を

絶望から救ってくれて。
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