歌姫

□Themselves past
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 貴方が笑っていることを願ってた
 今遠くてもまた会えるよね…






「皇帝の…息子、なのですね?」


「ああ。…俺は、アイツが父親だとは思っていないがな…」

そう言うアスランの言葉は冷たかった。


「…もう1度聞きますわ。なぜ来たのです?この国を壊したいのですか?」

ラクスは問い詰めた。


「…侵略作戦への参加は、俺の意思だ」


「そんな……」

アスランの言葉に、ラクスはショックを受けた。


「けど…俺は、この国を壊すために来たわけじゃない」


「それなら、何のために?」


アスランは答えなかった。




2人は、思い出していた。

遠い昔の、優しい時間を…







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