歌姫
□Themselves past
1ページ/4ページ
貴方が笑っていることを願ってた
今遠くてもまた会えるよね…
「皇帝の…息子、なのですね?」
「ああ。…俺は、アイツが父親だとは思っていないがな…」
そう言うアスランの言葉は冷たかった。
「…もう1度聞きますわ。なぜ来たのです?この国を壊したいのですか?」
ラクスは問い詰めた。
「…侵略作戦への参加は、俺の意思だ」
「そんな……」
アスランの言葉に、ラクスはショックを受けた。
「けど…俺は、この国を壊すために来たわけじゃない」
「それなら、何のために?」
アスランは答えなかった。
2人は、思い出していた。
遠い昔の、優しい時間を…
→