歌姫
□Union
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今はどこにもなくても
きっと自分で手に入れるの…
ベランダで歌うラクス。
カガリとアスランは、空を見ながらその歌声を聴いた。
昨日までの雨は止み、晴天だ。
ラクスは歌い終えると、アスランの方を向いて言った。
「アスラン、協力してもらえませんか?」
アスランは少し驚いた顔をし、笑った。
「俺を…信じてくれるのか?…それとも、シーゲルさんに何か言われた?」
ラクスも微笑む。
「両方、ですわ♪まだ100%ではありませんけど…。あなたに懸けたいのです」
そんな2人のやり取りに、カガリはついていけない。
「ちょっと待った!!…なんだよ、いきなり!?説明しろっ」
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