妖怪怪奇浪漫
□第一話
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「う〜、雨宿り雨宿り」
今、雨宿りできる場所を探して右往左往している私は、ごく普通の女学生。
変わっている所を強いて言うなら、ぶっちゃけ自分でも意味不明なアイテムを持っているって所かナー。名前はユキ=イチノミヤ。
ジパング人です。
「あっ。見て、レン」
「何か見つけたのか? あっ」
ふと見ると、洞窟がありました。
ウホッ、いい雨宿り場所……。
そう思っていると、レンはおもむろに、私の肩に手を置いてきたのです……!
「行かないか」
私達は洞窟に向かった。