キリリク小説
□クリスマスは甘いのが当然!?
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「真央、買い物ついでにデートに行くぞ。」
そう言って、キッチンに向かって来る。
「待って、ケーキが作り終わってから……」
そんな駿は準備万端であった。
俺はケーキ作りを再開させる。
カウンターテーブルに居た駿が、いつの間にかキッチンに入って来た。
「あと、どれくらいだ?」
「えーっと、1時間あれば平気だと思う。」
「じゃあ、俺も手伝う。」
シャツを腕捲りしながら答える。
最近、駿は何かと料理や家事仕事を積極的に手伝ってくれる。
俺が先々週風邪で1週間寝込んでいたときに、ちゃんと自分で世話して、傍に居ると決意したらしい。
だから、俺に家事仕事教えて欲しいって頼んできたんだ。
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