NARUTOの話

□ヒナタさま命
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文化祭、バトン部の発表……。

きらびやかな音楽と照明の中、木ノ葉学園生徒会長・日向ネジの所属する2年の観客席では……。

「日向の従姉妹が出てるぜ」

何人かの男子が日向ネジの方を見る。
暗くてよく見えないがからかわれている様子だ。

「マジで!?どれどれ?」

「あのこ。右から三番目」

舞台上ではバトン部が十名ほどでラインダンスをしているところだ。

「へぇカワイイじゃん」

控え目ながらも笑顔で踊る、細い衣装に包まれた小さな姿はとても可愛らしい。

「声援送っとく?」

「もち!!」

〜演技終了〜

「「「ひゅうううがあああ!!」」」

男子数名がからかいも併せて、舞台上でポーズを決めている影に叫ぶ。

「カワイイー!!」

「足ー!!」

「ムネー!!」

ニヤニヤしながら日向ネジの方を向いたとある男子は、薄暗い観客席の代わりに靴底を見た。
(;□;)!!

「ひでぶっ」

「ヒナタさまを不埒な目で見るのは許さあああん!!」

その後、狂乱する生徒会長のために予定がずれ込み、閉会式で陳謝する生徒会長の姿があったとかなんとか。


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