NARUTOの話
□ネタ。
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休日、材料(何に使うかは秘密。)を調達に繁華街を歩いていると、蛇のホルマリン漬けが並んだショウウィンドウの前で見知った子供に袖を引かれた。
「おろちまるさま……。」
「あら、カカシくん。一人?」
「とおさんとはぐれました……。」
赤くなった目でじっと見つめてくる子供を親のほうは血眼になって探しているだろう。むしろパニック起こして里の反対側まで行ったかもしれない。余計に見つからないというのに。
「そう。じゃあ一緒に来なさい。決して離れてはだめよ。」
「はい……。」
こっくり頷いて、子供は着物の袖に皺が寄るほど握りしめた。
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