NARUTOの話

□奈良シカマル(16)
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「あの、カカシ先生」
「ん?ああごめんごめん。紅、はいコレ」
「ありがとカカシ」

紅は、カカシがポーチから取り出した巾着袋を受け取り、少しの間それを切なげな瞳で見つめた後、キレイな笑顔でシカマルに手渡した。
シカマルの手の中で袋の中身がチャラチャラと音を発てた。

「誕生日おめでとう。…アスマからよ」

袋の中から覗いているは、よくアスマの家で使った将棋の駒。

「それからこれが、アタシから。イルカ先生には秘密よ」

駒の入った袋の横に置かれた、忙しくて買う暇の無かった煙草。

「…ありがとうございます」

シカマルは紅に頭を下げた。



オマケ



「紅ったらさ、アスマの持ち物整理してるときにコレ見つけてね、シカマルに渡そうって決めたはいいけど、入院のゴタゴタで忘れちゃったらしいんだよ」
「で、焦ってたところにカカシが来たの。丁度いいタイミングだったから配達お願いしたのよ」
「よく言う。命令した の間違いでしょ」
「それが見舞う相手に言うセリフ?次にアナタが入院したときアンコ特製激甘フルーツ送りつけてあげる」
「…オレが悪かった。甘いのは勘弁してくれ…」
「判ればいいのよ。ところでカカシ、アナタは渡さないの?」
「へ?」
「シカマルにプレゼント。まさか用意してないなんて言うんじゃないでしょうね」
「……」
「カカシ?」
「よし!シカマル、今から本屋行くぞ」
「え、それってどういう…」
「イチャイチャシリーズ買ってやるから!まずはイチャイチャパラダイスからだな」
「えっちょっカカシ先生それは…」
「カカシ!!いくらなんでもアレはないでしょ!!シカマルはまだ16よ!!」
「自分だって煙草贈ってたくせに〜。だいたいプレゼントに煙草選ぶってどういう了見だよ。常識のカケラも無いじゃん」
「ソレとコレとは別よ!アンタはいっつもそうやって―!!」
(あの…ココ病院なんすけど…)
口に出せないシカマルだった。
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