REBORNの話
□γさん短文。
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彼女は大抵オレの前を歩く。
気が向いた時に振り返り、気が向いた時に足を速め、気が向いた時にオレの隣や後ろにまわる。
それでも彼女がいつも先に歩きだすのは、結局オレが彼女の背中を好きな事を、彼女はとっくに知ってるからなんだ。
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オレがアンタに想いを告げた時、アンタは自分がどんな顔してたか覚えてるか?
まるで新しいおもちゃを貰った子供だったぜ……。
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アンタの誕生日にオレが花束を贈るのは毎年のこと。
――女神へ――と書かれたカードを、アンタがにっこり笑いながらクズカゴに放り込むのはいつものこと。
それでもアンタが笑ってくれるから、オレは幸せだ。
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アンタの誕生日にオレが花束を贈るのは毎年のこと。
――女神へ――と書かれたカードを、アンタがにっこり笑いながらクズカゴに放り込むのはいつものこと。
翌日には太猿や野猿やニゲルや幻騎士の部屋に花束が飾られてるのも、既に風物詩。
……めげてたまるか。
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