龍が如くの話

□真島の兄さん/姉さん。
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「誰か一人くらいワシの相手にならんのかいなぁ!まだ桐生ちゃんの席は空いてるでえええ!」

今日も神室町は楽しいです(*´∇`*)ホームランやぁ。






殺されかけて数日後。
また冷麺買いにパシらされた若桐生ちゃんはまたしても真島の兄さん(姉さん)に楽しいお誘いを受けてしまう。

「桐生ちゃーん、あーそびーましょー!」
(うっ、前回と全く同じパターン……!)

身の危険を感じて身構える若桐生ちゃんだが……。

数時間後、フラフラになって帰ってきた桐生ちゃんを柏木さんが凄まじい形相で迎える。

「桐生!遅い!」
「遅くなりました……。」

柏木さんは冷麺=遅すぎる昼食を受け取りながら、頭を下げる桐生ちゃんに遅くなった理由を尋ねると「真島の兄さん(姉さん)に……」と語り始めたので柏木さんヒート状態(笑)。

「真島……またアイツか!今日という今日は嶋野組長に苦情を申し立ててやるっ!……で、無事か桐生。」
「かすり傷もありません。喉が痛いくらいで……。」
「……なに?」

てっきりドスや金属バットなどで追いかけ回されたのだと思っていた柏木さんが続きを促すと。

「カラオケで『machinegun kiss』だけを3時間ひたすら歌わされました……。」

真島の兄さん(姉さん)の本日の『遊び』は案外マトモだったようです(?)。

―桐生ちゃんこないだなんやえらいカコエエ曲歌っとったやろ。ま……ま……『真島にキス』?
―ひょっとして『machinegun kiss』ですか。
―そーそ!それやそれ!メッチャ今ソレ聴きたいねんワシ。カラオケ行こーや!
―しかし兄さん(姉さん)、オレ、柏木の兄さんに昼飯の調達を頼まれていて……。
―ぁあ〜?頭お堅い柏木なんかほっとけほっとけ。後でワシがラーメンでもソーメンでもよーけ奢ったるさかい。
―いえ、冷麺なんですが……。
―れ〜めん?ほーかほーか分かったわ。
―いや、昼飯なんですぐ行かないと……。
―アカン!桐生ちゃんの前におんのは今はワシ!ワシの言うこと聞きや!
―そういうわけにも……。

「結局無理矢理カラオケに連れていかれて、逃げ出すこともできませんでした……。」
「……。」




当時カラオケの館があったかどうかは知らない。
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