詩集Utopian
□信じてみたいの
1ページ/1ページ
まだ鏡の前に立って
知らない ワタシ
ユメみてる
たぶん今じゃなきゃ駄目なの
身勝手なヒールの靴
背伸びしたいから少しでも大人になりたくて
靴ずれをした足がじわじわ痛む
まだ衣装棚の中にいる
かくれんぼして ヒトリ
探してよ
たぶん誰かに気付いてほしくて
彼女がカワイイとか
彼がカッコいいとか
本当は
誰もがうらやむ煌めき
ずっと磨いて
いつかは・・・
朝が嫌いだった
夜が大好き
でもどこか
違うお伽話に出会いたいの
願っていても
走りださなきゃいけない
そのタイミングが肝心だね
でも
信じてみたい
ミンナといるこの場所で