詩集Utopian

□滑稽な終わり
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私は終わらないと断言した
幸福はすぐに消えてしまうのに

自覚してたはず
これが「時間」で世界中の秒針
彷徨うのは人

もうすぐ終わる
無邪気に笑って
楽観視した

拾った新しい出来事
謎めいた緑色の瞳
奇跡にしてもいいのですか
神様?
神さま・・本当は

再びわたしは涙を数える?
滑稽な終わり
たったひとつの暴走
やらかした


わたしは理想を固定した
私の不都合掻き散らすこと

馬鹿馬鹿しい
独りを選んだのに一番
愛が欲しかった
一方通行で

滑稽な終わりでも
出会いは終わりでも
ささいな終わりでも
どんな終わりが終わりでも
終わるといいことだって
あるから
新しいことで
悲しい感情が揺れ動いても

わたしは回復する
あざとい意図も糸も

傷ついた緑の鳥が私のもとへ
猛威の過去でも
厄介な厄病神でも
さよならしない約束

これ以上・・

あのときのような

滑稽な終わりにしない
たとえ
これも滑稽な始まりでも

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