novel
□call me…
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もう一週間も星野に会ってない。
理由はスリーライツの次の新曲のジャケット撮影の為、学校を休んでいるから。
「星野…会いたいな……」
離れてわかる…こんなにも星野の事を思うようになっていた自分。
星野に触れたい。
星野の声が聞きたい。
学校でも星野は来てないとわかっていても、つい自分の後ろの席を振り返る。
なんだか、『おだんご』って聞こえた気がして。
あたし、変になっちゃったのかも…
あれだけ存在感を放っていたスリーライツがいないと教室がやけに静かに思えた。
「アイドルだもん…しょうがないよね。」
明日は学校来れるかな…なんて考えながら、今日も眠りにつこうとした。
その時、携帯のランプが光った。
『着信 星野』
星野だ
「電話…??っわ//なんで」
変に緊張する…あ、とにかく出なきゃ。
「もしもし…?せいや?」
「もしもし、おだんごの携帯ですか?」
「そうですけど///」
「久しぶりだな。寝てた?」
「久しぶりだね、ううん、大丈夫。起きてた」
「そっか」
「うん」
あぁ、星野の声だ。
星野の優しい声に心臓がドキドキしている。
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