*SHORT STORY*
□詩
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『恐山さん。』
昼休み葉とアンナは
外で食事をしていたが
アンナは数人の男に
声をかけられた。
「何……??」
『…じ、実は俺ら今度の文化祭でバンドやるんだけど、ボーカルがいなくてさ………恐山さん、頼めないかな……//??』
口ではこんな事言ってる男達だけど、実際は何かアンナとの関係を持ちたいのだろう……
『(アンナは、めんどくさがりやだ。
こんな誘いOKするはずがない。)』
葉は心の中で確信した。もちろんアンナの答えは
「嫌よ。面倒くさい。他をあたって頂戴。」
これで、全てが終わるはずだった…………が
一人の男が言ってきた
『そんな事言わないで、頼むよ恐山さん晩飯とかいろいろ奢るからさ』
この言葉にアンナは反応した
そして暫くの沈黙の後
「いいわ。ボーカル、やってあげる。」
葉は意外なアンナの言葉にビックリした
『じゃあ、今日の放課後音楽室に来てくれるかな????』
「…えぇ。分かったわ」
その返事を聞くと
男達はその場から去っていった。