テニスの王子様
□風邪シリーズ2
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「へっくしゅんっ!!」
朝練の出来事
マネージャーの彼女が、珍しく大きなくしゃみをした
「風邪?」
春と言っても、風邪が流行ってるからね…
「どれどれ…」
額をくっつけるとちょっぴりあつい。これから上がりそうだ。
「手塚。ちょっと保健室つれていくよ」
「あぁ…」
「おいで?」
手をとると、あったかいどころかむしろ熱い。これはやばいな…
「今日は早退だね」
「え?!…ヤダ」
「どうして?辛いなら帰った方が言いだろ?」
「不二君と……いたいから」
この子は天然なのか
それとも僕を誘っているのか
どちらにしろ
限界だよ
保健室に先生はもちろん不在
「さぁ寝て?」
「うっ…うん///不二君…何でのっかるの?」
「フフッ…誘う君が悪いんだよ?……大丈夫。帰っても僕の事忘れられないくらい………優しく抱いてあげる」
こうなった僕は誰にも止められない
風邪の時は
軽く汗かかなきゃね?
君のあついくらいの熱が心地いいよ……
くすっ
風邪もたまには悪くないね
甘い(?)風邪の日
end