ONEPIECE完全夢部屋
□第十四話 [現れた危険と救出]
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すると、サンジが机に置いたおかわりのお茶を飲み干すとガタリと立ちあがるロー。
サンジ「ん?もう良いのか?」
ロー「あぁ・・・帰る。」
お互い何か引っかかりを感じたが、席を立つのを止める事無く後を去った。
ルフィ「・・・・・・・・・・・」
ローの後姿を見つめるルフィ。
ルフィ「なぁ、ハンコック・・・」
ハンコック「な、何じゃ?」
ルフィに声をかけられたハンコックは嬉しそうに答えた。
しばらくして・・・帰宅するために校門に差し掛かるロー。
ロー「ん?」
ふと、門の前に一人の男が立っているのに気づく。
ロー「誰だお前は?」
男「ケヒヒヒ・・・この『濡れ髪のカリブー』を知らねぇとはねぇ・・・」
ロー「濡れ髪屋?」
カリブー「まぁ、おれっちは大学生だから、解んないのも無理はないかもねぇ・・・」
ロー「?で?その大学生の濡れ髪屋が、オレに何の用だ?」
カリブー「何の用かだとぉ・・・?お前さんが・・・気にくわねぇんだよぉ!このお馬鹿さんめがぁ!!」
ドバッ!
いきなりローの足元に泥が流れる。
ロー「!?」
背後を見れば、そのカリブーの足が見えた。
どうやら胴体を泥にし、その中にローがいるようだ。
カリブー「一つ学年が下のテメェが『七武会入り』だとぉ!許せるわけねぇだろおバカさんめがぁ!」
ロー「なっ・・・」
ズブリと足が沈む。