電王部屋

□コールド・パニック
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その時、後ろからゼロライナーが。

良太郎「侑斗?」

ターミナルに着いたとたん、走り出したウラタロスとキンタロスだったが、良太郎はついてきたゼロライナーから侑斗とデネブが降りるのを待った。
降りてきた侑斗とデネブに駆け寄る。

良太郎「侑斗?どうしたの一体・・・」
侑斗「それはこっちのセリフだ。お前が町を走り回っていたのがゼロライナーから見えて、なんか様子がおかしかったからデンライナーの後を追ったらターミナルに着いたんだぞ。」
良太郎「そうなんだ・・・ゴメン、心配かけて。」
デネブ「何かあったのか?」

良太郎はモモタロスが倒れた事と、イマジンの事を話した。

侑斗「相変わらず姑息な手を使うな・・・」
デネブ「無理やり風邪を引かせるなんて、卑怯すぎる!」
良太郎「町にはいなかったから、ターミナルにいるんじゃないかって。」
侑斗「わかった、俺も手伝う。」
デネブ「俺も!」
良太郎「!ありがとう・・・」

三人はそういうと駆け出した。
一方その頃、キンタロスとウラタロスは・・・待合室にたどり着いていた。

ウラ「絶対にここにいる!」
キン「ホンマかいな・・・」

呆れ顔で言ったキンタロスにウラタロスは叫んだ。

ウラ「だって僕達ほとんどここで戦ってるんだよ!ここじゃなきゃ何処にいるの!」
キン「それを言われると・・・」

すると、嫌な人からの軽快な声が。

カイ「ご名答ー。」
ウラ・キン「「!?」」

そちらを見ると、両手を頭の後ろで組み、手摺にもたれかかるカイがいた。

ウラ「やっぱりね・・・先輩に風邪ひかせたイマジンを作ったのは君だったんだ。」
カイ「まぁな。で?モモタロスの状態はぁ?」
キン「今リュウタが面倒みとるわ!」
カイ「あらー。面倒みちゃったんだ。」

カイは組んだ手を解いて残念そうに言うと、こう切り出した。

カイ「つまんないなぁ・・・放っといたら46度まで熱上がるって言ってたのに。」
キン「アホかー!!!!」
ウラ「イマジンでも死ぬっつの!!!」

カイの言葉に大声で突っ込むキンタロスとウラタロス。

カイ「そぉ?モモタロスなら上がりそうな気がしたんだけどなぁ・・・」
キン「・・・おいカメの字。モモヒキが倒れたとき、何度やった?」
ウラ「39度2分・・・」
キン「倒れんのも無理ないわ・・・」

それを聞いて嘲笑ったカイは指を鳴らす。するとそのイマジンが現れた!

ウラ・キン「「!?」」
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