ONEPIECE完全夢部屋

□第四話 [危機]
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捕らえている糸を切って助けようと、ペローナが傍の糸を引っ張る。

ペローナ「んー!!!」
ブルック「あ、そんな事しても切れませんよ。」
ペローナ「え?解るのか?」
ブルック「ええ、この糸は力に強いですから。」
ルフィ「んぎぎ・・・」

ブルックの言葉に糸が絡まった状態で起き上がろうとしたルフィだったが、すぐ倒れる。

ルフィ「ダメだ無理。」
サボ「ゴムでも抜けねーのか?」
ルフィ「くっついて離れねーんだもん。」
ブルック「ベースは蜘蛛の糸ですからねぇ・・・粘着性はかなりありますよ。」
エース「なら嬢ちゃん、手ェ離した方がいい。」

その言葉に糸から手を離すペローナ。
自分のポケットを探りながらブルックは言った。

ブルック「弱りましたね・・・私はアレ持ってないし・・・」
ナミ「?あれ?」
ブルック「ええ・・・アレです。」
サボ「なんだアレって?」
ブルック「それは・・・ん?」

はた。
ある事に気付いたブルックと目の前にいるエースの視線が合う。

エース「?」
ブルック「・・・貴方さっき火使いませんでした?」

不思議そうにブルックが問いかける。
どうやらブルックはゾンビの墓でのやり取りを知っているようだ。

エース「あ、ああ・・・俺は『メラメラの宝玉所有者』だからな。」
ブルック「この糸、力には強いですが火には弱いですよ。」
エース「え゙!?

その言葉に力を込めて発火すると、見る見るうちに溶けていく。

エース「ホントだ!溶けた!」
ウソップ「マジでか!」
ルフィ「エース!俺達も助けてくれ!」
エース「あ、ああ!」
ブルック「ヨホホ!」

自由になったエースが掌に炎をともし、ルフィ達を捕えている糸を掴めば溶けていく。
それを繰り返すことで全員は解放された。
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