完全パラレル電王部屋

□第四章・・・新たなる出会い
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あらすじ・・・何とかウラタロス達の覚醒にも成功した良太郎。だが竜太郎が他にも人間になったイマジンがいると言い出して!?

ミルクディッパーに戻った良太郎達は、コーヒーを飲みながらも竜太郎の話を聞く事にした・・・かったのだが、何と剣太郎が愛理に買い物を頼まれており、剣太郎抜きの話になってしまった。

剣太郎「じゃあ行って来るが、カメ!クマ!帰ったら一発殴らせろよ!記憶戻ったんだしな!」
亀太郎「えぇー・・・先輩ひどいよ・・・」
剣太郎「黙れ。勝手な事したテメェ等が悪い。」
熊太郎「そら、すまんかったな・・・」

剣太郎は笑うとミルクディッパーを出て行った。
良太郎は竜太郎に声をかける。

良太郎「じゃあ・・・そろそろ説明してくれないかな?どうして他にもいるって解ったの?」
竜太郎「ほら!僕お泊まりに行ってたでしょ!」
亀太郎「うん・・・確かまた来てもいいとか言われたって・・・」
竜太郎「その泊まらせてくれた人が元イマジンなの!」
熊太郎「なんやと!?」
良太郎「本当なの!?リュウタロス!」
竜太郎「うん!確か名前は・・・さ、桜井・・・」
良太郎「!桜井侑斗・・・」
竜太郎「!!!違う!桜井侑汰!」
亀太郎「へ?桜井・・・?」
竜太郎「ユ・ウ・タ!おデブちゃんがアイツの姿に憑依した状態でいるの!弟って事になってて、僕達と歳が近いよ!」
良太郎「住所覚えてる!?」
竜太郎「勿論!」

そう言うと竜太郎は立ち上がった。

竜太郎「今すぐ行こう!案内するよ!」

そう言って良太郎達はミルクディッパーを飛び出して行った・・・
その頃、剣太郎は・・・偶然にも三浦と尾崎に出会い、夕飯に誘うと買った荷物をミルクディッパーに持って行くように頼んだ。
人間としての記憶では、今日の料理担当が自分なので、勝手に誘っても良いと思ったのだ。
三浦と尾崎も、愛理と一緒に食事ならばと、喜んで荷物を運んで行った。

剣太郎「えっと後は・・・」

メモを見つつ次の買い物へと足を運ぶ。

剣太郎「てかアイツ等、いい加減姉ちゃんの事諦めろよな。もう所帯持ってるんだしよ。」

そう剣太郎が呟いた時、一陣の風がメモを奪った。

剣太郎「あっ!やべっ!」

メモは道路へと落ちる。
変な所へ飛ばされなくて良かったと安堵し、拾いあげようと屈み込んだ次の瞬間!車が剣太郎の方へ突っ込んできた!

剣太郎「なっ・・・」

剣太郎がそちらを見た時には、ブレーキをかけたらしき車は間近に迫っていた。
鈍い音と共に体が弾き飛ばされ、倒れ込む。
慌てて誰かが車から降り、こちらに駆け寄る足が霞む視界に入って来たが、剣太郎は車にはねられた事が無かった性で激痛に耐えれなくなり、意識を手放した。
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