完全パラレル電王部屋

□第五章・・・偶然が呼ぶ出会い
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あらすじ・・・デネブの記憶も覚醒させた良太郎達。だが、やってきた三浦から剣太郎がリムジンにはねられたと聞き、慌ててリムジンを取り扱っていると言う鷹山家へ走り出して・・・

良太郎達が鷹山家へ向かって走っているその頃、鷹山家では・・・

剣太郎「うあ・・・?」

剣太郎が目を覚ました所だった。
辺りを見回すと、でかいベッドで寝かされている。

剣太郎「俺何でこんな所に・・・痛っ!」

起き上がろうとした瞬間、体に激痛が走り、またベッドに倒れこんだ。

剣太郎「あ・・・そうか・・・俺、車にはねられたんだっけ・・・」
?「あ、目が覚めました?」
剣太郎「ん?」

声がした方を見ると、女の人が飲み物を持ちつつこちらに来る所であった。

剣太郎「テメェ一体・・・」
?「先程はすみません。私の前方不注意のせいで・・・」
剣太郎『俺をはねたのはテメェかよ!てっきり召使の誰かだと思ってた・・・』

その女性の言葉に、剣太郎は心の中で呟く。
何故口に出さないかと言うと、人間の記憶の中で愛理に『人が傷つく事は言っちゃダメ。』と念を押されていたからだった。

剣太郎「別に構わねぇよ・・・それよりテメェ、名前は?」
?「あ。私、鷹山栞って言います。」
剣太郎「タカヤマ・・・シオリ?」

剣太郎は言葉を詰まらせる。

剣太郎『あれ?どっかで聞いたし、見た事もあるような気ぃして来た・・・』

剣太郎は思いつめたが、それよりも先に浮上した疑問が。

剣太郎「・・・ていうか、ここどこだよ?」
栞「私の家です。」
剣太郎「・・・何で?普通病院だろ?」
栞「主治医に診てもらう方がいいと思って。大したケガは無いそうですよ。」
剣太郎「ああそう・・・良かったぜ・・・大ケガだったら姉ちゃん心配するからな。」
栞「本当に良かった。」

だが、その疑問が解決した瞬間、剣太郎は栞の名をどこで聞いたか思い出した。

剣太郎「あー!思い出した!」
栞「?何をですか?」
剣太郎「アンタひょっとして・・・」

するとある人物が部屋に入って来た。

??「姉上。」
栞「輝樹・・・どうしたの?」
剣太郎「なっ・・・」

剣太郎はその人物を見たとたん、言葉を失った。
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