完全パラレル電王部屋
□第七章・・・理由
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あらすじ・・・ハナとも合流し、ミルクディッパーに戻った良太郎達。するとミルクディッパーには記憶が覚醒しているナオミと、笑いをこらえている剣太郎がいて・・・
こけた体制から慌てて起き上がり、叫んだのは竜太郎だった。
竜太郎「なっ!何でナオミちゃんがいるの!?」
その言葉に良太郎達も起き上がりつつ口々に言う。
良太郎「リュウタの言う通りだよ!」
熊太郎「ホンマにビックリしたわ!」
亀太郎「勘弁してよ・・・僕本当にお笑い系じゃないんだから。」
するとこらえきれなくなったのか、剣太郎が大笑いをした。
剣太郎「アハハハッ!痛っ!」
ナオミ「あーモモタロちゃんダメですよー。そんなに笑っちゃ傷に響きます。」
剣太郎「ワリィワリィ。」
それを聞いた良太郎は辺りを見回して言った。
良太郎「・・・姉さんは?」
ナオミ「買い物です。お薬を買いに行ったそうですよ。」
良太郎「そう・・・じゃあモモタロス、君何か知ってるの?」
良太郎が聞くと、剣太郎は笑いをこらえつつ言った。
剣太郎「知ってるも何も、ナオミの記憶を覚醒させたの俺なんだよ。」
全員「え?」
剣太郎「あれは確か、輝樹が俺を送った後だったな・・・」
剣太郎は数時間前の事を話しだした。
車を降りた剣太郎がミルクディッパーに入ると、即行で愛理に体の具合を聞かれた。
愛理「剣ちゃん!大丈夫!」
剣太郎「え?ああ、大した事ねぇよ。医者にも診てもらったし。」
愛理「そう・・・でも油断は禁物ね。」
そう言うと愛理は扉に『準備中』の札をかけた。