完全パラレルうえき部屋

□第二話:学校案内の法則
1ページ/4ページ

昼休み・・・植木は佐野とご飯を食べ終え、一番後ろのグラウンドが見える窓側で話し合っていたが、ふと、ウォークマンを聞きながらフードを被っている男が植木の目に止まる。

植木「佐野・・・アイツ誰だ?」
佐野「アイツて?」
植木「ほら、あそこのウォークマン聞いてるフード被った男。」

植木はその男を指差して佐野に質問すると、佐野はそちらを見て答えた。

佐野「ん?ああ、二年の馬場 淳一。通称BJや。」
植木「フゥン・・・」

植木はあいまいな言葉を言っていたが、急にBJに近寄る。

佐野「ま、イヤホンの音量最大にして聞いとるし、同級生である二年も休み時間は誰も近付かへんらしいけどな。・・・植木?」

植木がBJの所へ向かっていくのに佐野が気づいた瞬間、植木はいきなり踊りだした。

植木「HEY YO YO SAY HO HO!!」
佐野「植木ィー!」

急にBJの前でラップを踊りだした植木に驚く佐野。

佐野「お、お前何やっとんねん!」
植木「いやそれが、体が勝手に踊りだして・・・」
佐野「はぁ!?」

佐野は訳が分からず、素っ頓狂な声を上げた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ