完全パラレルうえき部屋

□第六話:アンタ何者!?の法則
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三日後・・・完全に感知したらしき植木は教室に現れた。

植木「よぉ!」
BJ「あ!植木!ケガの方はもういいのか?」
植木「ああ、ホラ。」

駆け寄って来たBJ達がわかる様に植木は腕を振り回した。
ペコルがそれを見て不審がった。

ペコル「妙ですね・・・三日やそこらで回復するケガじゃなかったような・・・」
鈴子「そうですわ。佐野君はまだ寮で安静にしているらしいですもの。」
植木「昔からこういう体質なんだよ。」

鈴子の言葉に植木はそう言うと席に座った。
朝のホームルームが終わり、三年二年は立ち上がろうとしたが、それを小林が止めた。

小林「あー、二年は立たんでいい。今日は一年と合同らしいから。」

すると一年の顔が曇った。
植木は訳が解らなかったので、すぐ後の席に座っているBJに聞いた。

植木「一体どうしたんだ?」
BJ「どうしたもこうしたもねぇぜブラザー!一年と合同っつったら、技術しかねぇ!」
植木「?技術がどうしたんだ?」
BJ「はぁ!?あ、そっか、お前は知らないんだなブラザー。実は技術の先生であるザックって奴が、一年に二年の問題解かせようとしたりする、すっげー悪どい奴なんだ!」
植木「へー・・・」
BJ「お前も気をつけた方がいいぜ、ブラザー植木!」
植木「ああ、解った。ありがとう。ついでにお願いがあるんだけど・・・」
BJ「何だ?」
植木「あのさ・・・ごにょごにょ・・・ダメか?」
BJ「いや別にそれは構わないぜブラザー。」
植木「あ、マジ?サンキュー。」

植木はBJからある物を受け取ると、しばらくして返した。
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