きまぐれポーエット

□金魚
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君と出逢ったのは
一年前の夏祭り
赤い綺麗な浴衣来て
元気にはしゃいでた

君と歩いた道
なぜか明るく輝いて
そばの小さな街灯が
キャンドルみたいに見えた

僕がそばに寄るだけで
近づいて笑いかける
そんな君の微笑ましい仕草が
とても大好きで

別れが来るのがわかってても
君を愛してた


そして二度目の秋
君は笑わなくなった
僕を瞳に映さない
何を見ているの?

いつしか時は流れ
君はもうここにはいない
何を言っても届かない
空っぽの腕の中

初めての別れじゃない
でもやっぱり慣れなくて
瞳に映る赤いもの全てが
君に見えてきて

帰らぬことなどわかってても
君を愛してる


輝いてたあの日々は
君がいてくれたから
永遠みたいな短い時間は
僕の宝物

僕がそばに寄るだけで
近づいて笑いかける
そんな君の微笑ましい仕草が
とても大好きで

別れが来るのがわかってても
君を愛してた

君を愛してる…

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