オリジナル部屋。

□箪笥会話 [下段]
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ジーパンB・C「おかえり〜」
ジーパンA「ただいま〜」
B「お前、なんや、今日京都行ったんやろ?」
C「四条河原町行ったんやろ?」
A「あぁ、行ったんやけどなぁ…人ひとヒトであんま見えへんかった…。」
B「オレら視点低いからなぁ…。」
C「で、目当てのもんは見つかったんか?」
A「あれなぁ…なかった(笑)」
C「なかったんかい!」
B「せっかく京都やのになぁ…。」
A「逆にないんや。かわいらしいのばっかりで、なんつーか、シックなヤツがないんや。」
B・C「わかる〜。」
A「見てきたんは人だけ。」
C「でもええやん、お前京都行けて。」
A「お前いつもくつろぎモードMAXやんか。」
B「穴が開いてもっとお気に入りみたいな?」
C「…軽く広げられつつあるけどな…。」
B「ええやん!オレなんか硬いってなかなか履いてもらえへんねやぞぉ(泣)」
A「な、泣くなやB!」
C「お前が一番高価やないか!俺平和堂やぞ?」
A「僕はオークワ、お前だけブランド物?」
B「…クエスチョン付いとる…。」
A・C「B…。」
B「どうせオレは…。」
A「元気出せ高もん!」
C「高もん!俺は破れた!一番古株のお前はまだまだいけるで!」
B「…そうかいな?」
A「高価なの気にしてなかなか洗えへんねけどな…。」
C「汚さんように一番気ぃ付けてもろとる…。」
B「使いにくいんやん…。」
A「お前は高価!」
C「高価!」
A「高価!」
C「高価!」
B「使えへんかったら意味あらへんから…。」
A・C「使えるっ!!」
B「慰めはいいんや。慰めは…グスン」
A「B!」
C「泣くんやない!」
A「僕らが付いとる!」
C「安心せぇ!」
B「…A…C…。」
A「明日はどこかなー?」
C「Bが行くかもやで?」
B「そーやねー。」
A「あ、せやけどBは今日履かれたから明日は…。」
B「…。」
C「A!」
A「ご、ごめん、なさい。」
B「オレなんてぇえぇっ!!!」
C「落ち着けB!」
隣のチノパン「あなたたちは騒げるだけマシでしょう?」
B「え?」
チ「ジャージをご覧なさい。この三ヶ月見向きもされていません。」
A・B・C「………。」
ジャージ「イマイチ合わせにくいらしいからナ。」
A「半袖ならばっちりやん?」
ジ「半袖なら、ナ。」
チ「日焼け対策に長袖来てらっしゃいますからねぇ。」
B「合わせにくい…。」
ジ「パジャマにするには意外に不向き。だがだがぁっ!運動会には大活躍だゼ☆」
A「ポ、ポジティブシンキーン…。」
B「その前向きさ、ちょっと羨ましいかも。」
ジ「ジャージってさぁ、もともと運動着ジャン?」
C「なるほど。」
A「まぁ、ジーパンだって作業服やんな…。」
チ「チノパンははなから普段着ですが?(ニコリ)」
C「ジーパンは自由の象徴や。」
B「そうや、そうや!馬で引っ張っても敗れへんねやぞ!」
A「マジでやりよったヤツに乾杯。」
ジ「ジャージはなんかリタイア早そうだよナ。」
チ「そういう素材ですし?」
C「当然やな。」
B「Cは引っ張り弱そうやけどな。穴開いたし?」
A「それ言うと僕も(笑)」
チ「もう作業服には着ませんしねぇ。」
C「一部着てる人もいよるやん?」
ジ「作業着は意識してねぇんじゃね?」
B「そーやねー。ってか眠いし寝る。」
A・C「おやすみB。」
チ「それじゃ、私も。」
ジ「じゃあ、オレも。みんなオヤスミ☆」
A・C「おやすみ〜。」
C「…俺らも寝る?」
A「そうしょうか。おやすみ〜。」
C「おやすみ〜。」

  fin

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