書庫壱号室

□『想いのカタチ』
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「では、俺がカンクロウに対しての気持ちは、この様なカタチで表せば良いのだな?」

「――!! えッ、バッ… おま、何言ってんだ? そりゃオカシイだろ!!!」

「?? 何故だ?
この本には、唇を重ねたり肌を触れ合わせたりして、相手に想いを伝えているのだろう?」


あぁ、そうだった。
俺の弟は、あまり世間との接触がない為に… こうゆう俗した知識が乏しいのだ…


「その“愛情表現”は、通常男女間で成り立つ行為なんだよ…」


なんだか、
性教育を施している気分だな。
だがいずれにせよ、我愛羅にも必要な知識だし、寧ろ、この年齢では遅過ぎる位だな…


「……では、俺とカンクロウは、どうやって互いの愛情を確認すれば良いのだ?」

「え… と、そりゃ〜アレじゃん! うん。アレアレ… って、えっと…」


コイツは、天然の上に無垢だから説明に困るじゃん!!!


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