書庫壱号室
□『遊戯』
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はぁ はぁ …
我愛羅は肩で息をし、ベッドの上にだらりと横たわったままだ。
俺は、我愛羅の欲液が飲み切れず、口の端から溢れていた。
「…か、んくろ…?」
「ん? どうした、我愛羅。」
「………いつも…」
「?」
「こんな事、誰にでもしてるのか?」
「は? 何言ってんの? こんなの初めてじゃん!」
「…嘘だ」
「嘘じゃねーじゃん。 つか怒るぞ、仕舞いには。」
「だったら…、何でこんな事を躊躇無く… し、しかも… 気持ち良かっ た…」
「…え?」
「…経験が無くてあそこまで巧みに出来るハズが…」
「…今、気持ちイイって言った?」
「…人の話しを」
「気持ち良かったんだな?」
「おい、はぐらかすな…」
「っかーーー、良かったじゃん俺ーー!!!」
「!!!???」
「俺、我愛羅を満足させられたんだな?」
「あ、あぁ…多分。」
「多分かよ!?」
「それより…」
「あのな我愛羅、言っておくが他に経験なんてコレっぽっちもないじゃん? つか、あったらヤバイ。 そして同じモンぶら下げてるんだ、個人差はあるが大体ドレが気持ちイイっての位把握出来る。要は自分がして欲しい事を相手にしてやりゃイイんだから。わかる?」
「…多分。」
「多分かよ!」
*