光の女神伝説

□Turnー6
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 相手としてデュエルリングにいたのはモクバの兄、海馬瀬人だった…闇遊戯やモクバは驚きを隠せない。


「あの人が…海馬君?」
「え、えぇ…」

ひかるの問いに、杏子は口ごもりながらも答える。

「ハハハ!遊戯、これから貴様は海馬瀬人と戦うのだ、亡霊とな」
「何だと!?」
「どういうことだ!!」
「言った通りさ、海馬瀬人はすでにこの世にはいない」
「何!?」
「ウソだ!!兄サマは死んでなんかいない!」

 モクバは力一杯叫んで否定する。

「ウソではない、今あそこに立っているのは亡霊なのだ」
「馬鹿な…」
「さあ、どうする遊戯…戦うのか?戦わないのか?」
「…いいだろう、あのまやかしの正体、オレが暴いてみせるぜ!」

















「海馬瀬人が死んだ…?」

 スクリーンでその様子を見ていたペガサスは、そばにいた男、クロケッツにそう尋ねた。

「はい、そのように聞いております」
「オーノー!それは不幸な事です…それであんな偽物を?」
「お気に召しませんか?」
「やれやれ…まあいいでしょう、余興として見物させてもらいましょう」
「失礼ながら、これは余興では…」
「遊戯ボーイは必ずわたしの所へやってきマース、そしてこのわたしの手で葬り去られるのデース」
「……」
「そうそう…あのレディには、一切キズを付けないよう部下の方達に言っておくように…大切なわたしの客人ですからね」

 スクリーン越しにひかるを見つめ、クロケッツに告げた。

「はっ」

 クロケッツはペガサスから少し離れ電話を取り出し、どこかへとかけた。



















「スターチップはお互い3つ賭けだ」
「いいだろう、オレの全てのスターチップを賭ける」


 スターチップをグローブから外し、デッキをセットする。

「「デュエル!!」」







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