光の女神伝説

□Turn-2
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「おーし!神風、デュエルしようぜ!」

 翌日の昼休み、遊戯達と共にひかるは屋上へと行き昼ご飯を食べた。
 食べ終わりしばらくしていきなり城之内が言い出したのだった。

「え…な、なんで…」
「ん?ああ、今日の朝、遊戯から聞いてよ」
「でも城之内君、いきなり誘ったら神風さんびっくりするって」

 遊戯に指摘された城之内。

「あ、そっか…だよな〜わりーな神風」
「あ、別に…いいよ?」
「え?デュエル、やんのか?」
「うん、いいよ」

 ひかるは腰に付けたデッキフォルダーに手を掛け、デッキを取り出した。

「おっしゃ!!」

 城之内もデッキを取り出し、遊戯が紙でできたデュエルフィールドを広げた。
 お互いデッキをシャッフルしデッキゾーンへと置く。

「LP(ライフポイント)は2000、シングルデュエル!」


「「デュエル!!」」






*****


「"シャイン・マジシャン・ガール"(2000/1700)召喚!さらに特殊能力を発動!!自分の墓地の魔法使い族1体につき攻撃力500ポイントアップ!」
「い゙!?」

 ひかるが墓地に置いた魔法使い族は2体、フィールド魔法"闇"が発動しているため攻撃力は3200へとなる。

「そして手札より装備魔法"秘術の書"を発動!さらに300アップ!」
「ぐ…!お、オレの負けだ…」

「……勝てちゃった」
「ぐ〜(負けた…)油断したぜ…」
「弱え〜な城之内!」
「ぐっ!本田ぁ!!オメーはど素人じゃねーかっ!!」

 本田の一言に城之内がキレ、彼に掴みかかる。

「ちょっと!やめなさいよ!!」

 杏子に怒られ城之内は渋々手を離す、本田を睨みながら…。

「…じゃあ、今度はボクとデュエルしよ?」
「あ、…うん」
「おっいいねー」

 城之内が立ち上がり、彼が座っていた場所に遊戯が座った。

「じゃあ、いくよ?」

「「デュエル!!」」

「神風さんの先攻でいいよ」
「あ、うん…じゃあ、ドロー!…モンスターを守備表示!」

 カードを1枚裏のまま横向でモンスターカードゾーンへと置く。

「ターン・エンド」






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