光の女神伝説

□Turn-3
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「千年リングに宿った邪悪な力…獏良君のもう一つの人格…か」

 屋上で座り込んだままぼんやり空を眺めながらぽつりと呟いた。

「…なぜ、彼は知っていたの?それに…」

 ひかるは立ち上がり首を振った。

(まさかそれはない…遊戯君ですら知らないのに)

《ここにいても仕方ないよ…ひかる、今日は帰ろう?》
「…そう、だね」

 ひかるは出入口に向かい歩き出す、がぴたりと足を止める。

《?どうしたの》
「……ん、なんでもない」

 扉を開け校舎内へと彼女は姿を消した。













《"彼"の気配は?》
「ん〜今は…遊戯君達と一緒に居る時は微かに感じるけど」
《そう…》

 家に向かい歩くひかるの後ろにシャインはふわふわ浮きながら付いていく。
 もっとも精霊を見る事が出来ない者には見ることは出来ないが。







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